バクテン!!

STORY

12

「明日も!」

テーピングで右手首を固定し、怪我を悪化させる覚悟で出場した翔太郎。
試合後、すぐさま病院へ戻ったため、結果を知りたい翔太郎だったが、
美里を始め他のメンバーは、なぜか大会の結果をひた隠しにするのだった……。

11

「全力で、思い切り!」

翔太郎の右手首の痛みは次第に増していく……。
午後の試合になんとか間に合わせようと、翔太郎は美里と共に病院へと向かう。
一方、翔太郎のいない会場では、シロ高が圧倒的な実力を見せつけていた。
必ず勝つと意気込む部員たちの前に表れた翔太郎の姿は……。

10

「我慢出来ない!」

東北地区大会を翌日に控え、個々の調整をするアオ高男子新体操部。
体を休めるため、練習を休むはずのメンバーだったが、どうにも落ち着かない。
掃除をしながら、それぞれの想いを再確認していく部員たちだったが、
大会当日の朝を迎えた翔太郎に、思いもよらない事態が発生する。

9

「甘えてよ!」

東北地区大会を勝ち抜くため、監督から新しい試技内容として
提案された、翔太郎との『組み技』に浮かない顔をする美里。
いざ、2人で挑戦してみると、何度やってもうまくいかない。
そんなある日、突然美里が部活に顔を出さなくなってしまった。
学校にも来ない美里を探すべく、翔太郎たちは、美里の家を訪ねる……。

8

「お世話します!」

中間試験を無事突破した男子新体操部だが、新たなトラブルが発生。
なんと、3年の女川ながよしが、事故で足を負傷してしまった。
女川の回復を全力でサポートする翔太郎たち。
だが、そんな女川は、他の部員にも言えない隠し事をしているようで……?

7

「約束します!」

宮城県大会を第2位という成績で突破したアオ高男子新体操部。
美里も寮に合流し、東北地区大会への進出に意気込む新体操部の前に、
今度は中間試験が立ちはだかる。赤点を取ったらマット練習が禁止になるのだ。
猛勉強をはじめるアオ高の面々。
そんな中、部長の七ヶ浜政宗は、新体操を始めたきっかけと、監督との出会いを話し始める……。

6

「楽しんで!」

完成した新ユニフォームを身にまとい、ついに県大会に挑むアオ高男子新体操部。
翔太郎にとっては、これが初めての公式戦。いくらイメージトレーニングをしても、
緊張と不安が拭えない翔太郎に、志田はとある言葉を投げかける……。

5

「かくれたい!」

シロ高との合同合宿も、ついに最終日を迎えた。
帰りの時刻まではまだ時間もあるということで、月雪ましろの提案により、
生徒同士の交流を兼ねてのレクリエーション「かくれんぼ」がはじまった。
お互いに鬼を出しての対抗かくれんぼは、どんどんエスカレートしてしまい……!?

4

「ライバルなんだ!」

シロ高の圧倒的な演技を見せつけられた、アオ高新体操部の面々。
合同練習でも息が合わず、散々な結果となってしまった。
意気消沈するアオ高メンバーたちに、監督の志田周作はアドバイスを授ける。
彼の言う「立ち止まって空を見上げる」という言葉の意味とは、いったい……?

3

「合宿したい!」

1週間の特訓を乗り越え、団体戦に参加するためのテストに合格した翔太郎。
ようやく新体操選手としてのスタートを果たしたのも束の間、
アオ高のライバル高である、私立白鳴大学附属高等学校(=シロ高)との合同合宿が決定する。
素人ながら何とか他のメンバーに追いつこうと、公園で練習する翔太郎の前に、
不思議な少年が現れる。

2

「一緒に跳びたい!」

生まれて初めてのバク転を成功させた翔太郎は、男子新体操部への入部を決意する。
チームワークを高めるため、他の部員と共に寮生活を始めた翔太郎。
6人揃っての団体戦に参加するためのテストに向けて、経験者である美里から指導を受けることに。
テストまで1週間という限られた時間の中で、翔太郎の特訓が始まった。

1

「バク転したい!」

中学生活最後の夏、双葉翔太郎は、ふと訪れた体育館で「男子新体操」と出会う。

翌年、私立蒼秀館高等学校(=アオ高)に入学し、男子新体操部の門を叩いた翔太郎を

迎えたのは、個性的な先輩たちと、同じ1年であり中学男子新体操のスターだった美里良夜。

先輩たちと美里に見守られ、さっそく「バク転」に挑戦する翔太郎だったが……。